エモさを失った過去のロジック童貞の僕は、商業音楽の中で最適化された量産型アイドルになっていた話
今回はやりたいことが見つからない人に向けた記事です。3行でまとめると
・過去の自分の経験を無理くりつなぎ合わせても、自分のやりたいことは見つからない
・なぜなら好きなことは帰納的に導き出せず、常に演繹的だから。
・だから面白そうなことへの試行回数を増やして、エモいパンクロッカーになって就活をやめよう
という話です。うんこしながらでもみてください。
やりたいことが分からないのは、教育どうこうの話ではない。考え方のせいなのかもしれない
ぼくは最後の最後でわかったんですけど、自分のやりたいことって、やりたいことの見つけ方がよくないのかなって思います。
就活の教科書には、やりたいことは帰納的に導き出せると書いている
ぼくがやりたいことわかんない病になった時の一番の原因は、やりたいことを帰納的に導き出せるという固定観念を持っていたからだと思います。
どこの就活の教科書を見ても、やりたいことの見つけ方についてはこんな感じに書いてあります。
まず、自己分析をして、自分の行動を見直して、過去と現在の自分を点と点で結んで、そこから見えてくる共通項を探しましょう。
だいたいこんな感じです。そしてこんな感じでだいたい続きます。
これがあなたの本来の自分です。だから、その自分をみて、あなたのやりたいことはこんな傾向があります。これを就活で話しましょう。
情弱だったぼくは、「わんわん!なるほどわん!自己分析ってこうやるんだわん!」と、考え、evermoteに2万文字くらい過去の自分、現在の自分をまとめて、点と点で結びつけました。ロジックという線でガッチガチに結びつけました。
具体的には自分の高校生の時代から大学時代にやってたこと、自分が教育活動めっちゃくちゃやってきて、それを点と点で結びつけました。
そのテンプレートは見るからに自分の経験を明確に説明できていて、まるでぼく自身の伝記を書いたようでした、もし欲しい人がいたら5000兆円で売ります。
しかし、どんなにエントリーシート、グループディスカッション、ケース面接、フェルミ推定が、通っても、最終面接で落ちます。落ちまくります。
しかもだいたいその時の社長の言葉は「君の言葉はすごく作ったような言葉で信用できない」でした。
自分の中で起こった事実をまとめて説明していて、全く嘘をついていないのに、そう言われました。その時ものすごく傷ついて、一週間寝込みました(ザコだワン)
そんなの嘘だ!やりたいことは、エモさから生まれる
ちょうど、その落ち込んでる時期、ゲオで借りてきたSocial Network(フェイスブック創業のノンフィクションムービー)と、スティーブ・ジョブズの映画を見ました。その時に、ロジックとか一切無視で、ただ「エモい」「IT強え」と思いました。あーこの業界だなと感じました。
就活で落ちまくっていたのに、その後にすぐ内定が出て、いままでの努力してなんだったんだろうって、なりました。
やりたいことは、帰納的には導き出せない
で、去年もっとはやく気づけばよかったなって思ったこと。好き嫌いは帰納的には導き出せません。好きな料理、好きな人がある条件だとか必ず好きになるわけではないのと同じように、昨日までの自分と、今日までの自分を繋げても、自分の好きなことなんて見つかりません。
たったいま、エモい!(エモーショナルだ!)と、理由なく思える何か。それは感情から突然湧き上がるわけで、ロジックでどうこうつぎはぎしても永遠に出てきません。そうです。就活はパンクです。
エモみは面白そうなものへの試行回数から生み出される
で、同時に思い出しましたが、最初から業界を絞るなって教科書に書いてあっても無視してた自分がいましたが、あれは大失敗でした。
エモみ(エモーショナルさ)は、様々な面白そうな環境下でこみ上げる感情です。だからエモミが湧く可能性がある環境におとづれる試行回数が減ると、かつての僕のようなロジック童貞になってしまうのです。
エモみさえ生成されれば、その説明はどうにでもなります。エモみさえあれば、別に長い文章を用意しなくても、酔拳使ってる時のジャッキーチェンみたいに自然に反応できるようになります。
Dont think, just feel, and quit your job-hunting!
ということで、結論は
・過去の自分を無理くりつなぎ合わせても、自分のやりたいことは見つからない
・なぜなら好きなことは帰納的に導き出せないから
・だから面白そうなことへの試行回数を増やして、エモいパンクロッカーになって就活をやめよう
という内容でした。
おしまい。