「やればできる」が隠す格差について
「やればできる」によって、努力する意欲の格差が見えなくなってると思う。
経済的に不利だと、やればできるのいう前提がなりたたないんだよな。努力する才能が環境によって無くなるから。これはいろんな研究で出てる。 / 「親が貧しい子」は勉強でどれだけ不利なのか (東洋経済オンライン)https://t.co/UV2dxiFmwG #NewsPicks— DAI (@never_be_a_pm) 2017年7月13日
努力する才能に格差が存在する
努力する才能はかなり環境に依存する。学習効能感(やればできるという感覚)や、学習意欲もかなり家庭に依存するのだ。
やればできるが通用するのは、前提としてやる意欲が一緒じゃないと成り立たないんだよなぁ— DAI (@never_be_a_pm) 2017年7月13日
「(1) 階層により、学習意欲の格差(インセンティブ ディバイド)が起きており、階層下位の子供は、その家庭環境から早期に学ぶ意欲を失っている。」 https://t.co/9nUpMPt0Yr
「今後の社会では、「蓄積された知識」ではなく「学ぶ意欲」(=学習資本)が最も重要であるということ、そしてこの「学習資本」は家庭の文化的な階層によって明らかな格差があり、それが年々広がっているということが本著では主張されています。」 https://t.co/R9S0pT95RA— DAI (@never_be_a_pm) 2017年7月13日
「やればできる」によって意欲間格差を隠蔽し、格差を広げている
そういう前提をすっとばして、富裕層がやればできるというのは、浅はかな気がする....一度でも彼らを見れば、どれだけ無力感や、学習インセンティブが自分たちより圧倒的に不利な環境におかれているかわかると思う。
「努力する能力自体が、子どもの出身階層に深く影響される」...階層下位の子どもたちは、努力が成果に結びつかず、努力するだけ無駄だと感じている人が周囲に多く、努力することへの動機づけそのものに決定的な差があるというものです。 https://t.co/R9S0pT95RA— DAI (@never_be_a_pm) 2017年7月13日
格差の問題はやればできるじゃ通用しない。親が中卒で、勉強一切してこなくて「勉強なんてしなくても生きていけるの」って育てられてる家庭と、当たり前のように国立小学校に入学してる生徒と比べたら、生まれた時点で勉強に対する学習資本が違いすぎるでしょ。— DAI (@never_be_a_pm) 2017年7月13日
それなのに、「やればできる」学習資本がない人たちは、おいて行かれる
「単に学歴を持っているだけでは、足りなくて、新しい知識を常に吸収していく必要がある。新たな知識を主体的に身に着けていく能力(=学習資本)が必要になってくる。学習資本によって、社会的地位が配分されているのが学習資本主義社会」 https://t.co/LjdH9WiVRk— DAI (@never_be_a_pm) 2017年7月13日
格差の問題はやればできるじゃ通用しない。親が中卒で、勉強一切してこなくて「勉強なんてしなくても生きていけるの」って育てられてる家庭と、当たり前のように国立小学校に入学してる生徒と比べたら、生まれた時点で勉強に対する学習資本が違いすぎるでしょ。— DAI (@never_be_a_pm) 2017年7月13日
「やればできる」は努力する学習資本がある人に使うべきで、ない人に使うのは暴力だと思う
これは 貧困層の教育ボランティアやった時もそうだけど、やればできるが通用するのはやってできた経験がある人。貧困層はやればできるはずなのに、自分自身はできないからバカだと思い込んでいる。しかもロールモデルも親が勉強でほとんど成功したことないし、勉強の必要性もそこまで感じていない。「やればできる」のロジックはやれる人に使うべきで、そもそもやればできる経験をしたことのない人にそれを言っても、むしろ無力感を学習するだけな気がする。やればできる人は「そんなこと甘え」と言うんだろうけど、自分の一番苦手な科目を思い出せば容易に分かると思う。— DAI (@never_be_a_pm) 2017年7月13日
もし彼らのちからになりたいなら、「やればできる」ことを一緒に証明すべきで、「やればできる」と言って見放すことではないと思うなぁ。
そういえば、学力と階層という本がすごく面白かったので、ぜひ!
学ぶ意欲の格差についてこの本はめっちゃくちゃいろいろなデータで議論されているので面白かったです!https://t.co/vYnaR2MDw9— DAI (@never_be_a_pm) July 13, 2017