傾聴力はどうやったら身につけられるのか
傾聴力がある人って好かれますよね。友達に一人いますが、話していて幸せになります。
自分自身傾聴力はあまりない方なので、傾聴力身に着けたいなあなんて思ってました。
ちなみにリンカーンは
ちなみにリンカーンは
「私は人に話す時、彼らが何を聞きたいのかに3分の2、自分が何を話したいのかに3分の1の時間をつかう」
といったくらい、人の話をしっかりと聞くことはしゃべること以上に大事みたいですね。
おととい何となく本屋を眺めていたら、『察しのいい人と言われるひとは、みんな傾聴力を持っている』という本があり、即決で買ってしまいました笑
佐藤 綾子(さとう あやこ、1947年 - )は、日本の心理学者 立正大学(博士(文学))である。日本大学藝術学部教授。一般社団法人パフォーマンス教育協会理事長。株式会社国際パフォーマンス研究所代表取締役。(佐藤綾子 wikipedia)
そもそも、なんで傾聴が必要なんでしょうか。佐藤さんは、日本ならではこそ、傾聴力が必要だと説明しています。
佐藤さんによると、日本では、相手の裏を読む必要があるようです。アメリカの社会学者エドワード・T・ホールは、人間関係や社会背景など、言語メッセージ以外に依存するいわゆる「察しの文化」のことをハイコンテクスト文化(High context:高い文脈)と呼ばれています。
日本は特にハイコンテクストな文化であるといわれているため、相手が言っていること以上に、相手の言いたいことを聞き出す必要があるみたいですね。
なので、傾聴力を身につける必要があるわけです。具体的にどのような力を身につければよいのでしょうか。
なので、傾聴力を身につける必要があるわけです。具体的にどのような力を身につければよいのでしょうか。
1. 感情コントロール力
一方で、日本人は傾聴が苦手です。佐藤さんは、それを「否定的感情のコントロール力不足」が原因だと考えています。人が持つ否定的感情については、このような特徴があります。
- ひとは楽しい、明るいというポジティブな感情よりも、大変だ、つらい、悲しい、バカにされたという否定的感情を持ちやすい
- ひとはこころが否定的感情でいっぱいのとき、相手の言うことは耳に入らない
- 人は否定感情を誰かに聞いてほしい
- 否定感情を複数の人々がもつ集団だと、喧嘩や対立が発生しやすい
確かに、人に叱られている時、言われたことより「叱られている、非難されている」という気持ちが強くなり、言われたことはなかなか響かないですよね。
こういう否定的感情を持ってしまった時は、なかなか相手の話しを聞く姿勢になれません。こうならないように、感情コントロール力が傾聴の際には必要になってきます。
2. 無条件の関心を持つ力
それでは、傾聴をするためには何をすれば良いのでしょうか。まず一番大事なのが、どんな人、ものにでも無条件の関心、興味を持つことです。小さなことに興味を持っていると、周りにあなたに知識を与えてくれる人にあふれます。そのうち、いろいろな人と話すことによって、ヒトについて詳しくなったり、話題が増えるので、いろいろなことに興味を持つことができるようになるのです。
3. 相手の話に耳を向ける力
傾聴力を高めるために必要なのは感情コントロール力です。話している時に自分の感情のノイズがうるさいと、相手の話したいことに集中できなくなります。相手が共感してほしいことに気づけず、嫌な思いをさせてしまいますよね。
まず一つ目の押さえるべき感情は怒りです。怒りをコントロールする力はアンガーコントロール、アンガーマネージメントとも呼ばれます。この本には詳しく書いていなかったので、ほかのホームページで調べたところ、怒りをコントロールする具体的な方法としては、
がありました。(引用:ナースが教える仕事術)
特に7の「iメッセージで伝える」はすごくよさそうだったので、詳しく説明します。
これは人に何かを要求するとき、「あなたに~してほしい(しなさい)」ではなく、「私はあなたに~してほしいなあ(してくれたらうれしいなぁ)」と伝える方法です。
- 6秒を心の中で数える
- 深呼吸をする
- 水を飲む
- 目を閉じる
- 自分の目的を意識する
- その場を離れる
- youメッセージではなく、iメッセージで伝える
がありました。(引用:ナースが教える仕事術)
特に7の「iメッセージで伝える」はすごくよさそうだったので、詳しく説明します。
これは人に何かを要求するとき、「あなたに~してほしい(しなさい)」ではなく、「私はあなたに~してほしいなあ(してくれたらうれしいなぁ)」と伝える方法です。
I(アイ)メッセージとは、話すときの主語を「わたし」にすることです。
たとえば、あなたが後輩に頼んだ資料の提出期限が守られなかったとします。
そのことを叱るときに、「(あなたは)なんでそんなに時間がかかったんだ!」と言わずに、「(わたしは)期待していたのに悲しいよ」とI(アイ)メッセージで伝えます。(引用:ナースが教える仕事術)
そしてもう一つは、自分の自己顕示欲を押さえる力が大事になります。有頂天、天狗になっていると、相手に関心が向きにくくなり、相手の感情に気付きにくくなります。話している時、意識的に「天狗になっていないかな」と確認することが大事ですね。
また自己顕示欲が強い人は、プライドが高いです。相手は本当は共感だけしてほしいのに、自己顕示欲が強いと賢く見せようとしてしまうプライドが邪魔して、相手に共感すべきことを、自分の賢さのアピールに使ってしまうことがあります。
これら怒りと自己顕示欲を抑えることが、感情のノイズを抑えて傾聴できることにつながります。
また自己顕示欲が強い人は、プライドが高いです。相手は本当は共感だけしてほしいのに、自己顕示欲が強いと賢く見せようとしてしまうプライドが邪魔して、相手に共感すべきことを、自分の賢さのアピールに使ってしまうことがあります。
これら怒りと自己顕示欲を抑えることが、感情のノイズを抑えて傾聴できることにつながります。
4. 相手の言っていることと人格を分離できる力
もう一つ、傾聴をする際のノイズとして、相手に対する先入観があります。
「あの人のいうことだから信じよう」という偏見(エトス)を捨て去ることが、傾聴にとって大事です。エトスを左右する5要素としては、
「あの人のいうことだから信じよう」という偏見(エトス)を捨て去ることが、傾聴にとって大事です。エトスを左右する5要素としては、
力動生(dynamism):元気のあること
社会性 (sociability):ソーシャルスキル
権威のある態度 (authoritative manner):きちんとした知識、職業
信頼性 (reliability): 過去の実績。嘘をついてない
個人的な魅力:personal attractiveness
があるみたいですね。相手がいかに優秀そうであっても、自分よりも下だと思ったとしても、一度偏見から解放されると、傾聴がしやすくなるみたいです。
5. コミュニケーションの互恵性と言語調整動作
コミュニケーションにおいては、相手が好意的に聞いてくれると、自分も好意的に話したくなるというコミュニケーションの互恵生(recipiority)が働きます。
互恵性の規範(rule of reciprocity):人には、相手から何かをしてもらったら自分も相手に何かをしてあげるという原則があります。これを、互恵性の規範といいます。
リーガン(Regan,D.T.)は互恵性の規範の研究で、飲み物を買ってきてあげるとチケットを買ってくれる割合が2倍になることを実証しました。しかもこの結果は、相手が自分のことを良く思っている場合でも、悪く思っている場合でも同じであることがわかりました。つまり、どのような人間関係でもこの原則は成り立つということがいえます。(心理の水平線から引用)
相手が気持ちよく話せるように、行うべきことはリアクションを行うことです。心理学では、これを言語調整動作(regulators)と呼ぶみたいですね。
相手の言葉に対して、しっかりうなずいたり、最適なタイミングで相づちを打つこと、これらを「言語調整動作」と言います。他にも相手への感動や尊敬を込めて、「ほおっ」と目を見開いたり、話を促したり、会話の進行を調整する動作全般を指します。これらの動作は相手が信頼感を深め、互いに共感や共同の感情「ラポール」を生み出すものとして有効とされています。(引用:プレジデント)
例えば、「それは素晴らしいですね」などと、相手の言ったことについて返したり、相手が話したいことを性格に理解して質問したり、相手が話していることの裏にあることについて直接質問してしまうなんてこともよいみたいです。
ただしむやみやたらに「なるほど」「なるほど」と答えると、この人は早く話を終わらせたいのかなぁという印象を与えてしまうみたいなので、注意が必要ですね。
一番よくないのは、相手が話している時にかぶせ発言をしてしまうことですね。これはさきほどの感情コントロールでも書きましたが、自分の主人公願望を抑えられない、自己顕示欲が強い人によくあるパターンみたいです。
6. 「安心」と「すっきり」を提供するフィードバック力
佐藤さんいわく、よいフィードバックとは、相手がこのような感情を抱くようです。
- 話した人が、「この相手は聞いてくれたな。関心を持ってくれたな」とホッとする
- 話した相手の持説が整理されてスッキリとする
相手の話を正確に理解し、相手の核心をおうむ返ししたり、相手の論点を整理すると、しっかりと聞いてくれたんだなと安心したりすっきりするみたいですね。
佐藤さんは、傾聴力を構成するのは以下の4つの要素だと言っています。
- 相手の言葉の裏の感情を受け止めて、真意を聞く感情移入能力
- 自分の感情に振り回されずに、徹底的に相手に無条件の関心を持って自己コントロールをかけて聞いていく自分の感情コントロール能力
- 聞いた中から、問題点を解決振るために必要なことを聞き分けて質問していく力
- そのような力を発揮して話す力
相手の感情を正確に読み取り、自分の言いたいことを理性で制御しながら感情をコントロールし、さらに相手の言いたいことについてどんどん質問していく力を使えると、傾聴ができるようになるみたいですね。