2017-10-14

ヨッピーの「明日クビになっても大丈夫」って本が死ぬほど面白かったのでまとめてみた



こんにちは、DAIです。最近は2chのひろゆき氏や、哲学者の中島義道氏、Webライターのヨッピー氏など、ちょっと社会的に不適合そうだけど、めっちゃくちゃ面白い人の書籍を読み漁っています笑



今回は、Webライターのヨッピーさんが9月12日に出版した本をネットで見つけ、「あ!市長とシムシティやってたおっさんだ!面白そうw」と思い、この書籍をKindleでポチりました。タイトルは「明日クビになっても大丈夫!」という、相変わらずふざけたタイトルですが、面白そうなので買ってしまいました笑



明日クビになっても大丈夫!
ヨッピー
幻冬舎 (2017-09-21)
売り上げランキング: 933

普段ヨッピーさんが書いている記事は死ぬほど面白いです。例えば、

>市長って本当にシムシティが上手いの? 千葉市長とガチンコ勝負してみた
とか、
> エロいとはげるって本当?実際に調査してみた

とか。今回書いていることは結構まじめなことが多くて、普通にビジネス書としてもかなり面白かったので、特に面白かったところをまとめてみます。ちなみに広告とか、ライターの人とか、フリーランスやりたい人にはぜひおすすめの書籍です!


目次


・生産する趣味と消費する趣味の違い
・大事なのは世の中にアウトプットし続けること
・情報は発信する場所に集まる
・会社を辞めてもいい三つの条件  
・儲かりそうな椅子の探し方:プラスワン戦略の勧め
・広さ×深さ×距離感の法則


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生産する趣味と消費する趣味の違い


ヨッピーさんいわく、趣味には生産する趣味と消費する趣味があるんですって。


1.その趣味を通じてお金が稼げるようになる可能性があり = 生産する趣味
2. かつその趣味を通じて新しい人と知り合う可能性があるもの = 消費する趣味


らしいんですけど、このへんにものすごく共感しました。以前に2chのひろゆき氏も、「生産者になれなければ一生幸せになれない」と述べてましたが、本当にそうなんですよね。僕は昔めっちゃくちゃネトゲにはまってた時期があって、3年間ぐらいずっと引きこもっていたんですけど、これが時間だけ取られていくんですよね。


でも、こういう糞みたいな書評記事を書いていたり、データ分析もろくにできないけど教育の公的オープンデータをいじってあ~だこ~だ社会に物申したり、気になったニュース記事を深堀して解説するだけのブログでも、それなりに収益入りますし、糞記事に対してコメントがついてまた新しい視点を得られたり、なんなら会社の先輩とつながれたりするわけで、とてもいいことづくし。生産する趣味を持ってよかったなぁと思います。



さて、そうやっていろんなものにチャレンジしてみて、自分で「これだ!」と思える趣味を見つける事が出来たとする。ここで僕が勝手に定義づけた二つの趣味について書こうと思う。大雑把に分けて「生産する趣味」と「消費する趣味」だ。要するに「その趣味を通じてお金が稼げるようになる可能性がある、もしくは新しい人と知り合う可能性があるもの」がつまり「生産する趣味」で、逆に「その趣味を通じてお金が稼げるようになる可能性がなく、新しい人と知り合う可能性もないもの」が「消費する趣味」となる。

例えば僕が風俗に行くのが異常に好きだったとして、いろんなファッションヘルスなんかに突撃してテカテカした、満足げな顔で帰るだけならそれは単純に「消費する趣味」になるけれども、仮に僕がせっせと風俗に通いつつ、その行程をブログに書き起こしたり、お気に入りのお店なんかについてレポートしたり、「地雷嬢の見分けかた」「パネマジの見分けかた」みたいな記事をせっせと書いたら、それによってブログの広告収入が得られるようになるかもしれないし、「仙台のピンサロマスター」とか「名古屋のヘルス番長」とかそういう同好の士と知り合えるかもしれない。こうなると「消費型」が「生産型」に変わった、と言える。

大事なのは世の中にアウトプットし続けること


で、アウトプットしないと消費する趣味のままで、生産する趣味にするにはアウトプットしないとだめなんですよね。僕も浅はかな知識でエリートサラリーマンの集積地に記事アップして裸になりながらオフィス街歩いている気分ですけど、アウトプットすると結構面白い視点が得られたりして。SNSでコメントしたことからお客さんを獲得できた!みたいな話もそこらでよく聞きますし。


僕が最初に手をつけた「生産する趣味」はつまり、インターネットに日記を書いて公開する事だ。当時19歳で大学2年の頃だと思う。それまではゲームセンターでゲームをするとか、賭け麻雀をやったりパチンコ屋に行ったりで、結論から言えば大学にもロクに行かない、完全無欠のクズ学生であって、「生産」とはほど遠い趣味、非生産的な趣味くらいしかなかった僕が、インターネットに出会い、世に対して文章を公開する事で「生産することの楽しさ」みたいなものを知るのである。けど、今、僕がライターとして生計を立てていられるのも、すべての根底にはこの体験があるからだ。お恥ずかしい話だけど、当時書いていた、今で言うところのブログは今でも現存しているので、興味のある人は「オレイズム」という単語で検索をかけてみるといい。「バイト先の店長がむかつくから空想上で惨殺する日記」とかそんなひどい日記しか出てこないけど。そんなふうにして皆さんも手持ちの趣味を「生産型」に変えていって欲しいのだ。趣味をただの自己満足で終わらせるのではなく、もう一度言うけど他人に対してアウトプットするのが何よりも大事なのである。とにかく、発信しなければいけない。何せインターネットがあるのだ。誰でも手軽にアウトプットまで持っていける、この便利なツールを活用しない手はない。インプットより、アウトプットの方が何倍も大事なのである。それは最初は下手でも全然構わない。当たり前の話だ。もちろん意図的に人を傷つけるとかあたり構わずケンカを吹っ掛ける、なんてのはダメだけど、下手は下手くそなりにやっていく事で徐々に洗練されていくのは間違いない。最初からホームラン打ちまくる野球少年がいるのか? っていう話である。消費型の趣味を生産型に変えよう

情報は発信する場所に集まる


これもわかる気がします。ここさいきん、オタクなので「新卒でCOBOLエンジニアになれるのか」みたいなことを調べて記事にしたのですが、現役プログラマーの先輩からCOBOL転職事情を教えてもらったりとか。発信すると得られる情報って、様々な広さと深さをもった情報が集まるのでとてもためになります。

更に「生産型」に変える事のメリットをひとつ。「情報は発信する場所に集まる」という事だ。これはもう絶対に間違いない事実である。「趣味」を生産型に変える必要がある。それは本当になんでもいい。今の時代はインターネットがあるから恐らくどんな趣味でも生産型に変えることが出来る

会社を辞めてもいい三つの条件  


ヨッピーさんは、「いきなり会社やめんな!」というスタンスなのですが、彼が掲げる会社を辞めていい条件は副業しながら


1. 会社員をしながら、副業で月に10万円以上稼いでいる事
2. 1年間生活出来るだけの貯金がある
3. 身軽になること

だそうです。

・会社員をしながら、副業で月に10万円以上稼いでいる事
「月10万円のハードル」みたいなものはあると思う。ただし瞬間最大風速ではなく、安定的に月10万円稼げるかどうか、である。半年くらい10万円を切らない月が続いたら条件クリアと見ていい。会社員として使える時間、平日の夜や土日限定で月に10万円稼げるのであれば、会社員を辞めてその時間を事業に突っ込んだら普通はもっと稼げるからだ

・1年間生活出来るだけの貯金がある
具体的に言うなら独身者で300万円くらいだろうか。収入一切なしでも、とりあえず1年やっていける、くらいの貯金は絶対に貯めておいた方がいい。ある程度の余裕がないと単価や条件の悪い仕事を受けざるを得なくなり、前述した「稼げずの谷」にハマってしまう可能性が高いからだ。

3. 身軽になること
具体的には月あたりの支出を少なく抑える事だ。既婚者より独身の方がいいだろうし、家賃などの固定費も安い方がいい。地方に住んでいて車必須、というのでない限りは車だって処分した方がいいだろう。かつ生活レベルもそれなりに高いのであれば、起業なり独立なりをする前に安い家賃の家に引っ越し、車を売り払うなどしてなるべく身軽になろう

儲かりそうな椅子の探し方:プラスワン戦略の勧め


儲かりそうな椅子、つまりおいしい領域をつかむための方法なのですが、これが堀江さんの多動力と重なるところがあって面白かったです。

ビジネスの世界の競争は椅子取りゲームに似ている。さっきも言った通り、僕はまずライターとしてのキャリアを考える上で「記事広告が得意なライター」という「椅子」を最初に狙いに行った。何故ならその椅子はどう考えても儲かるのに、その椅子に座ってるライターが他にまだいなかったからだ。ガラ空きだった、という感覚に近い。儲かる椅子なのに、まだ誰も座っていないという、こういう「椅子」は完全においしいのである。
思っている。だって、まだまだいろんな椅子が空いてるんだもの。そしてそのまだまだ「儲かる椅子」がガラッガラに空いている事に、まだ多くの人達は気づいていなかったりする

例えば一番手軽な副業として「ブログで稼ぐ」なんかがポンと出てくるし、実際ブログは参入障壁も低いし元手だってかからないので気軽にはじめられると思う。しかしながらこの「ブログで稼ぐ」というのはマーケットはそれなりに広いものの、ライバルが異常に多いのであります。これは参入障壁とバーターの関係にあるのかもしれない。気軽にはじめられるものはやっぱりライバルも多い。

ここで僕は「プラスワン戦略」というのを提唱したい。その名の通り「ひとつ足す事」だ。料理における「ちょい足しレシピ」みたいなものだと考えればいい。 じゃあ「DJ」として売れるためにはどうしたらいいか? という部分を考えると、音楽に詳しくなって海外のクラブシーンで流行っている曲を探し、選曲や「ツナギ」と呼ばれる曲と曲の合間を隙間なく繫いでゆくセンスなんかを磨いていくような「DJとしてのスキルを磨く部分と、あとはクラブ関係なんかの知り合いを増やしていく「人脈」なんかが挙げられるのかな、と思う。基本的にこの二つがばっちりハマっているとDJとしてはまずまず成功するんじゃないかと思う。


広さ×深さ×距離感の法則


受けるコンテンツの作り方について書いてある個所ですが、

1. 広さ
2. 深さ
3. 距離感

が大事だとか。


広さ×深さ×距離感の法則について説明しよう。 この「広さ」っていうのはつまり、世に出そうとしているものがどれくらいの人にとってニーズがあるか、っていう部分である。...石原さとみさんの水着と、久本雅美さんの水着を比べてもい。もちろんどっちにもニーズはあるだろうし、「久本さんの水着の方が絶対見たい!!」なんていう人ももちろんいるだろうけど、でもやっぱり「広さ」があるのは完全に石原さとみさんの水着姿である。こうやって「この記事のターゲット層はどれくらいの人数がいるだろうか」と考える事がすなわち「広さ」の概念であります。


そして次に「深さ」について考えたい。これは「広さ」比べるとなかなか簡単に説明が出来ないのだけど、「その人にとって、どの話題がどれくらい刺さるか」という概念である。


そして最後に「距離感」の話である。これは「ターゲットにとって、どれくらい身近な話なのか」という概念


そんなわけでこの「広さ」「深さ」そして「距離感」という三つの軸で物事を測り、「どれくらいウケそうか」というのを考えるのである。これは恐らく、僕みたいなライター業以外でも使える概念じゃないかと思っていて、例えばレストランをオープンする、となった時に、「好きな人が多くて、思い入れもあって、かつ身近にあるもの」という事を考えるとウケそうなものがわかってくるんじゃないか

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最後に


ということで、ヨッピーさんの記事でした。AmazonでKindle版もあったので、通勤中にでも読んでみてください


明日クビになっても大丈夫!
ヨッピー
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