2017-11-30

「やりたいことがない」って実はすごいことなのかもしれない

世の中、ほとんどの人が「好きなことを見つけろ」とか、「好きなことを仕事にする」のがいいとかいってて、やりたいことがない人に対して風当たりが強い。し、そんなこと言われると、夢を持っている人の方が夢を持たない人よりすごいのかもしれないと思ってしまう。


でも普通に、やりたいことがないことって実はすごいことなんだと思う。




昨日テレビで、シングルマザーの人で、子どもが生まれてからクッキー屋さんを起業してたんだけど、その人の発言がとても面白かった。


「世の中の人には、「夢追い組」と「かなえ組」がいて、うちで雇っている人は、その二人を組ませている。私はかなえ組なんだけどね。夢がない人は、夢を持ってる人の夢を叶えればいいと思うし、夢を持ってる人はかなえてくれる人に支えてもらえるべきだという。




その言葉でちょっと考えたんだけど、夢を持っている人って一点に集中しすぎて、バランスとれなかったりとか、他のことに興味なさすぎて、気づいたら奈落の底に落ちてたりとか多い気がする。


夢を持っている人って、超ハイパワーな「好奇心」という巨大エンジンを積んでいるけど、炎天下だと起動しなかったり、馬力強すぎて小回り効かなくてすぐ大破しやすかったり。だけど最高時速では絶対に強い。


あと、これは個人的な感想だけど、夢追い組に対して、なんでそんなことできるの?と、なんでそんなことできないの?を両方思うことがよくある。それはそういうことなんだと思う。


僕たちが、夢を持たなければいけない!と思うのは、メディアが成功者の、一部の夢追い組だけ特集するからる。けど、その背後にはいろいろな奈落と、多くの叶え組がいるのは事実で。


で、これまた個人的な感想だけど、叶え組の方が、はるかに夢追い組より優秀だったりする。


なんでかっていうと、叶え組って、ちゃんとどんな時でも起動する「義務感」っていう、超絶優秀なエンジンがある。(僕にはないからとても羨ましいんだけど)だからなんでもやるし、なんでもやるから普通に考えて奈落の底にも落ちにくいし、いろんな知識を組み合わせてパフォーマンスを出せる。


夢を持てとか、そういうことは確かに大事だけど、番人が夢を持たなければいけないわけではないと思う。大事なのは、夢追い組か、叶え組かを知ることで、どう役に立てるかってことなんだと思う。

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