お昼から大好きなカフェでビールを飲みながら、徒然といろいろなことを考えている時間はすごく幸せだ。
学生のころは常に何かをしていないと、死に急いでいるような気持ちになったけど、ゆっくり好きなことをやっているような時間が、社会人になるとこの上なく大事に思えてくるようになった。
社会人になっても続けている唯一の趣味はブログだ。学生時代アカデミック合コンとやらを開いて、友達と夜な夜なアカデミックは話をしていたことがきっかけで、一つの問題を人がどんな風にとらえているのか。そしてどんな側面から問題を見ているのかをとらえるのが趣味になり、こうしてブログを書き続けている。リスポンスをもらって、世の中の人がどう考えているのか知るのが楽しい。
かれこれブログを書いて3年になった。半年前ほどくらいから、News Picksに自分の記事を上げている。その中で、いろいろ気づいたことがあったので、書いていきたい。
今日は、ちょっと生意気に、素人がメディアについて書いてみる。「シェアされる記事とは何か」について考えてみたい。
シェアされる記事が、いい記事とは限らない
一時期いかにシェアされるかだけ考えて記事を書いていた時期がある。その時に気づいたことだが、シェアされる記事と、その記事が読者にどれだけメリットを提供するかは全く別物だ。
僕はいつもブログで記事を書いている時に、中身以上にタイトルをめっちゃくちゃ考えている。どうしたら人が見てくれるかはタイトルにすべてかかっているからだ。
ただ、半年実験して確信したことがある。ある程度人に見てもらえるには、無難なタイトルではなく偏ったタイトルをつけないといけないのだ。どんなに性格のよくても、見た目がもさっとしてるオタクはもてない。少し乱暴なイケイケな目立つ男子が、はじめて女の子に振り向いてもらえて、そのうえで内面を見て付き合ってもらえるように、そもそもタイトルがよくないと記事の中身すら読んでくれないのだ。
ここ最近、専業主婦についての記事を書いた。趣旨としては、「専業主婦って女性にとって安定した選択肢でない可能性もある。リスクを知っておくべきだ」という内容だ。ただ、この話題は超センシティブだ。だから、僕自身、専業主婦という選択肢をとった人が間違えているという印象を与えたくないから、最初に記事を投稿したときのタイトルはこれだった。
しかし、全然伸びなかった。わずか7picksである。
そこで、ピックされる記事の法則「5対5の法則」を使ってみた。5対5の法則とは、その名のとおり賛成意見と反対意見を持つ人の割合が、ちょうど5対5になるように名前を決める技術だ。そこで次に、こういうタイトルにした。
これなら、専業主婦に反対な人と賛成な人がちょうど5対5になるので、バズるはずだ。この結果、記事の内容は一切変えていないのにも関わらず、60 picksと、8倍近く倍増した。
面白いのは、コメントを見ると明らかに記事を読んでいないと思われるコメントが多いことだ。記事のタイトルだけ見てコメントしているので、ピックされているということなのだ。
ここから導かれるのは、ピック数が伸びている記事がいい記事なわけではない。ピック数が多い記事とは、どれだけそのトピックについてモノ申したい人が多いかということなのだろう。